現状それほどカセットテープのデジタル化はありませんが(まだ自宅でできるレベルの方多いようです)ほとんどのテープ種類をデジタル化するために、マシンを手に入れたり、メンテナンスを欠かさず行っています。
メインマシンとしてラックに入っているのはTEAC C3でTASCAMブランド登場前のもの。バイアスキャリブレーションができるので、録音も現状のテープにマッチさせることができます。
C1,C2に続いた偉大なる民生機のような立ち位置ですが、走行は安定していて未だ現役(1979発売)でメタルテープ、DOLBY搭載です。
いまだ自治体などでは放送用テープにカセットを使用しているところもあり、そのような時は録音機能を使用して、配布用のカセットテープを制作したこともあります。
サブマシンその1
C3トラブルの時などのためにTASCAM 112を用意しています。こちらも安定した走行が可能で、再生機能の電子部品はほぼ交換してあり、走行系もメンテナンス完璧です。メカ系を持つアナログマシンは定期的に通電させ、きちんと稼働していることの確認と洗浄は欠かせません。
こちらも発売からかなり経過(1990あたり)しますが、業務機に近い音の抜けがあります。
サブマシンその2
最近ジャンクで引き取ったYAMAHA K-1dを完全復活させました。テープポジションが多岐に渡るので、状況に応じて使い分けていこうと考えています。ほとんどの場合、回転系のベルトが溶けて破断してしまい、不動の状態が多いのですが、これもその通りで、メカ内部は溶けたベルトが散乱してドロドロでした。
きちんと調整を行なったので、発売から40年は経過していますが、まだまだ活躍してくれそうです。